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6話 ヴェストリの広場は、魔法学院の「火」の塔と「風」の塔の間に位置する、西側の広場である。 この場所は西側ということもあって、日中はあまり日が差さない。 つまり目立ちにくい、ということで、決闘なんてことをするのにはうってつけの場所である。 ……はずだったが。 「諸君、決闘だ!」 などとのたまって薔薇の杖を掲げる目立ちたがり屋のおかげでヴェストリの広場はまさに大盛況、 前後左右人だらけ――まあ生徒ばっかりだが、とにかくそういう状況になってしまった。 目立ちたがり屋とは、言うまでも無くギーシュのことである。 そして前述したとおりにギーシュが杖を掲げてカッコつけた台詞を吐くと、 周囲の生徒達から大きな歓声があがった。 「ギーシュが決闘するんだってよ!」 「相手はルイズだ!」 「魔法使えないのに決闘するのかよ!?」 「いや、ひょっとしたら決闘するのはルイズの使い魔なんじゃないか?」 「ペリッソンを気絶させたヤツじゃないか! ギーシュは大丈夫なのか?」 「キノコを最初に食べた者を尊敬する……」 「族長(オサ)! 族長(オサ)! 族長(オサ)!」 そんな歓声に、ギーシュは満面の笑みで手を振って応える。 そして、それから広場の反対側に立つルイズをぐっと睨みつけると、広場の中心に向かって歩を進める。 ルイズもそれを見て、広場の中心へと歩き出した。 ホワイトスネイクは、ルイズの後ろに空中を滑るように移動して続く。 「とりあえず、逃げずに来たことは褒めてあげるよ、ルイズ」 「私のほうこそ、コソコソ逃げなかったあんたに感心してるぐらいよ、ギーシュ」 まずは舌戦。 古来より続く、戦いの基本である。 ここでガマンが効かなくなってうっかり攻撃を開始しちゃったりすると、 相手の策にハマったりして大変なことになるものなのだが―― 「っ! ……いいだろう、そこまで大口が叩けるなら、準備は万端のようだな!」 ギーシュはルイズの安い挑発にあっさり乗ると、杖を振るう。 その動作で、杖から一枚、花びらが地面に舞い落ちると―― 「……ホウ」 「それ」を見たホワイトスネイクが、感嘆した様子で声を漏らす。 ギーシュの杖から舞い落ちた花びらは地面に落ちると同時に、甲冑を着た女戦士の人形に姿を変えたのだ。 その高さは人間とほぼ同じ。 その表面は深い緑色――青銅色に輝いている。 「僕は『青銅』のギーシュ。君が魔法を使えようと、使えなかろうと、 僕はこの青銅のゴーレム、『ワルキューレ』でお相手するよ、ルイズ」 (『青銅』……ト名乗ッタナ、アノ小僧ハ。 ツマリアノ人形……『ゴーレム』、ダッタカ? アレハ青銅デ出来テイルノダナ) ギーシュがカッコつけた口上を聞いて、ホワイトスネイクはそんなことを思った。 そして一方のルイズは、 「ホワイトスネイク」 「何ダ、マスター?」 「あんたに命令するわ」 来たな、とホワイトスネイクは思った。 マスター、もといルイズは魔法を使えない。 どんな魔法を使っても、きっと授業のときのように爆発する。 だとすれば……あの青銅のゴーレムに勝つ手段は、ルイズにはない。 それでもルイズがギーシュに勝とうとするなら、自分に――ホワイトスネイクに、頼るしかない。 だからきっと、「わたしの代わりに戦いなさい」と命令するだろう。 その方が確実だし、決闘でぶちのめす、という目的も果たせるからだ。 そう、ホワイトスネイクは考えていた。 「私が戦える限り戦い切るまで、あんたは手を出しちゃダメ」 しかしルイズの命令は、ホワイトスネイクにはまったく意外なものだった。 つまり、ルイズは自分であの青銅のゴーレムと戦おうと言うのだ。 無謀にも程がある。 勝算はあるのか、何故そんな意味のない事をするのか。 そういう言葉が口をついて出かけたが、ぐっと堪える。 自分はスタンドだ。 スタンドは本体に意見などしない。 スタンドは本体の力そのものでしかない。 力は、持ち主に意見しない。 そう言い聞かせて、自分には到底理解できないであろうこの命令を、 「……了解シタ」 渋々ながらホワイトスネイクは了解し、自分自身を解除した。 ホワイトスネイクの姿がルイズの背後からフッと消える。 それを見て、今まさにワルキューレをけしかけようとしていたギーシュは、 「ルイズ、君は使い魔を引っ込めるのかい?」 驚いた様子でそう言い、ワルキューレの動きをピタリと止めた。 ギーシュもまた、自分がホワイトスネイクと戦わねばならないものと考えていたからだ。 そしてワルキューレを止めたのは、予想外の事態に、ギーシュの生来の小心が「危険だ」と囁いたからである。 しかし、そんなギーシュに対してルイズは、 「そうよ。何を驚いてるの? 御託はいいから、早く仕掛けてきなさいよ、ギーシュ」 さも当然とでも言うような態度で言い放って杖を抜く。 既に、自分に勝算があるかのような態度だ。 「そうか……ならばもう遠慮はするまい! 行け、ワルキューレ!」 ルイズの再三の自分を見下ろした態度で、完全に戦闘体制に入ったギーシュは、すかさずワルキューレに指令を出す。 ワルキューレが、青銅製の重い足を軽やかに持ち上げて一歩を踏み出した。 そしてニ歩目、三歩目と徐々に加速し、ガシャガシャと関節を鳴らしながらルイズの方へ突進する。 ルイズはそれを確認すると、ワルキューレと距離をとるようにしてニ、三歩下がる。 だがその程度では駆け足でルイズに迫るワルキューレとの距離は取れない。 ついに、ルイズとワルキューレとの距離が五歩まで縮まる。 そして四歩、三歩と瞬く間に距離は縮まり、距離が二歩になったところでワルキューレがぐん、と拳を振り上げる。 重いワルキューレの体重を十分に乗せたパンチが、来るッ! それを認識した瞬間、ルイズは横っ飛びにワルキューレの正面から逃れた。 直後、ルイズがいた空間をワルキューレの拳が薙ぐ。 そして体重を十分に乗せたパンチが、逆にワルキューレ自身の重心を崩す。 ぐらり、とワルキューレがよたける。 この瞬間を、ルイズは待っていたッ!! 素早く体制を立て直し、杖をワルキューレへ向ける。 そして短くルーンを唱え、ワルキューレに向けた杖を振り下ろすッ! ドモンッ! ワルキューレの体内で、鈍い共鳴を伴った爆発が巻き起こるッ! ワルキューレの体内は空洞ッ、 そしてその空洞の中に閉じ込められた爆圧はワルキューレの細くくびれた腰周りを風船のように肥大させ、 さらにその胴体につながれた脆弱な間接を、根こそぎッ、もぎ取るッ! バギョアァッ! 金属が引きちぎれる甲高い音とともに、ワルキューレはッ! バラバラに砕け散ったッ!! 自身を支える両足どころか両腕までもを失い、さらに腹を爆圧で膨らませ、 まさしくダルマ同然の姿になって地面に転がるワルキューレ。 自分が目の前の、コモン・マジックさえまともに使えない少女に対して、 絶対の自信をもって送り出したしもべが晒した無様な姿に、ギーシュは声にならない呻き声を上げた。 その様子を横目に、ルイズは表情を崩さずに言う。 「今朝の錬金の授業で……知ったのよ。 わたしが錬金に失敗すると、錬金の対象だったものは、その中心から爆発する。 石ころみたいなのに使えば、まず間違いなく粉みじん、よ。 ま、考えてみれば当然よね。 錬金は、対象の物質を構成するものをまったく別のものに変換する魔法。 だから魔法に失敗して爆発が起きれば、対象の中心から爆発が起きる。 そして今……わたしはあんたのワルキューレの全身を砂に錬金しようとした。 そして魔法は失敗するから……ワルキューレはその中心から爆発する。 つまり……爆発はワルキューレの中心、つまり空洞のお腹から始まる。 さて、どうしたの? 早く次のワルキューレを出しなさいよ。 あんたの精神力なら、まだ六体は出せるはずよ、ギーシュ」 冷静に、自分のしたことを説明して見せるルイズ。 その様子にギャラリーは完全に静まり返る。 あの「ゼロ」が? まさかあんな手段でギーシュのワルキューレを? 誰もが、ルイズのしたことを半信半疑に見ていた。 そして一方、土を付けられた形となったギーシュは、 「くそ……僕を……甘く見るなッ!」 そう言って、手に持った杖を力任せに振るう。 再び杖から花びらが舞い落ち、それぞれがワルキューレへと変化する。 その数六体。 今ギーシュが出せる限界にして最大の数だ。 そしてギーシュはそれら全てを自分の前にずらりと整列させ―― 「君の言うとおり、これが僕が出せるワルキューレの残りの数だ。 そして一体のワルキューレに丸ごと錬金をかけるようなことをしたなら、 時間も精神力も余計にかかってしまうのは僕にだって分かる! 集中力だって多く必要になる! つまり、君はさっき僕のワルキューレを倒したやり方では、この六体を倒すことは出来ない! もう分かるだろう! 今この瞬間で、君の負けだ、ルイズ! 君にはもう、僕のワルキューレに殴り倒される未来しか残っていないぞッ!」 そう、大声で叫んだ。 決闘が始まる以前のカッコつけたギーシュはここにはいない。 今のギーシュには、カッコつける余裕なんて無い。 確かに状況においては、なるほどギーシュがルイズよりかなり優位に立っているだろう。 しかしルイズはギーシュを圧倒していた。 精神の面で、ギーシュを圧倒していた。 そのことがこの圧倒的優位な状況にもかかわらず、ギーシュから余裕を奪い取っていたのだ。 そしてルイズはギーシュの言葉を一通り聞くと、 「そうね……確かに、状況はわたしが圧倒的に不利。 でもそれはわたしが決闘を降りる理由にはならない。 わたしはわたしで決めて、ここにいるのよ。 だからどんなに不利でも、そんなのは関係ない! やれるだけやるまで、杖を落とすまで、杖を折られるまで、わたしは決闘を続けるわッ!」 高々と宣言するかのように、そう言った。 そんなルイズの姿を見て、周囲の生徒達はようやく理解した。 自分たちの目の前にいるルイズは、もう自分たちが知るルイズではない。 何かは分からないが、だが確実に、ルイズは以前より成長している、ということを。 そして、それは相対するギーシュにも感じ取れた。 今まで見下していたものが、いつの間にか自分よりもずっと先にいる。 技術とかの問題ではない。 何か、何かよく分からないものにおいて、ルイズは自分より遥か先にいる。 それが、気に入らなかった。 自分でもそれを認めてしまうのが、なおさら気に入らなかった。 ギーシュはそんな思いを無理やり胸中にしまいこむと、苦し紛れに叫んだ。 「くっ……行けぇッ、ワルキューレ!」 ギーシュの号令とともに、ワルキューレたちが動き出す。 どれか一つが抜け駆けすることも無い、一つの青銅の壁のようにルイズに迫る。 それを見て、ルイズは覚悟を決める。 あれから逃れる手段は、自分には無い。 先ほどワルキューレを破壊したやり方では、あの壁は突破できない。 なら、どうするか。 もう考えていられる時間は幾分も無い。 5秒もしないうちに、ワルキューレたちは自分のところに到達する。 何か、何か手段は―― そうやって必死に策を探すルイズの脚に、何か硬いものがぶつかった。 思わず下に目を向けるルイズ。 そして――閃いた。 あのワルキューレを突破する手段が、起死回生の方策がッ! ルイズはすぐに足元に無数に転がるそれを、思い切り、迫り来るワルキューレの方へ蹴飛ばす。 蹴飛ばされたそれは、迫り来るワルキューレのうちの一体にぶち当たり、跳ね返って地面に転がる。 しかし跳ね返ったとはいえ、それにはいくらかの重量があり、遠くまでは転がらない。 はたしてそれが落ちた場所は、迫り来るワルキューレの正面、すぐ近く。 そしてワルキューレのうち一体がそれを――先ほど破壊されたワルキューレのパーツを跨ごうとした瞬間―― ドッバァァァアアアアン! パーツが、炸裂したッ! 炸裂を引き起こしたのは、ルイズの「錬金」の失敗魔法ッ! 破裂したワルキューレのパーツはまとまった一つの金属。 だからこそ、内側より解放されるその爆発力は、手榴弾さえ上回るッ! そして強烈な爆圧は、パーツを跨いだワルキューレと、その両脇のワルキューレを転倒させ、 さらには地面の土を盛大に巻き上げ大きな土煙を作るッ! 興奮した周囲からわあっ、と歓声が上がる。 それを聞いてギーシュは思わず舌打ちした。 何をそんなに騒ぐんだ。 まだ自分のワルキューレは三体が無傷で動いている! 転倒した三体が起き上がるのには時間がかかるが、 まだ立っている無傷の三体があれば、あっというまにルイズを…… そこまで思ったところで、ギーシュは奇妙なものを感じた。 ワルキューレがルイズを攻撃する音が、まだ聞こえてこない。 ワルキューレは青銅の塊だ。 それで人間を打てば絶対に音がする。 それなのに……その音が聞こえない。 爆発の直前のルイズとワルキューレとの距離を考えれば、もうルイズに到達したはず。 なのに何故ワルキューレは、まだルイズを攻撃していな…… その瞬間だった。 自分の正面、約数歩先。 もうもうと立ち込める土煙からルイズが飛び出し、自分の方へ一直線に駆けて来るのが見えたのは。 ルイズは衣服のところどころを何か鋭いもので切っており、血が滲む場所も少なくない。 その上、土煙を突破してきたため体中泥まみれ。 自分が起こした錬金の爆発に自分から突っ込むことでワルキューレを振り切り、 さらにギーシュの目を誤魔化すために土煙の中を突破した結果だ。 傷の中にはいくらか雑菌が入ったことだろう。 それでも、そんなことはお構い無しと言わんばかりに、こちらに突っ込んでくる。 その姿はあまりにも前向きで、そして、あまりにも誇り高かった。 一直線に土煙を駆け抜け、ギーシュの前まで駆け抜けたルイズは、ギーシュに杖を突きつけ、高らかに宣言する。 「杖を捨てなさい。わたしの、勝ちよ」 さっきの爆発のときよりも、数倍大きな歓声が、巻き起こった。 ルイズが、「ゼロ」と呼ばれて蔑まれたあの少女がギーシュに勝ったのだ。 その事実が周囲の生徒達を、より大きい興奮に包んでいた。 だが――そのとき、ルイズには二つだけ、しかし致命的なミスがあった。 そして一つの不運があった。 一つのミスは三体のワルキューレを土煙の向こう側に残したままだったこと。 もう一つのミスは、ギーシュがまだ杖を持っていたこと。 そして一つの不幸は――周囲から巻き起こる歓声のため、後ろから迫り来る、ワルキューレの足音に気づけなかったこと。 ギーシュは、湧き上がる歓喜を顔に出さないようにするので必死だった。 結局この「ゼロ」は、最後の最後でツメが甘かった。 まだ自分は杖を持っている。 土煙の向こうにいるワルキューレを操ることが出来る。 そしてこの歓声があれば――ルイズにばれることなく、背後からルイズを倒せる! グラモン家の男児たるこの僕が、魔法一つまともに使えない「ゼロ」に、負けるはずなど無かったんだ! そうほくそ笑みながら、三体のワルキューレのうち一体を、土煙の中に隠れるように操作する。 これで周囲からはこのワルキューレの動きは見えない。 そして、土煙の中から、ルイズの方へ突進させるッ! いつもなら、ガシャガシャとうるさい音がするはずのワルキューレの歩みも、この歓声のおかげでそれが聞こえない。 ワルキューレの姿が、土煙の中からでも ルイズには、これを受けきれるだけの体力は残っていないッ! 勝ったッ!! そう、ギーシュが思った瞬間だった。 ズゴンッ! 鈍い音とともに、ルイズのすぐ後ろまで迫っていたワルキューレが吹っ飛ばされたッ! 突然の轟音に、大騒ぎしていた周囲の生徒達が一斉にシン、と静まる。 そして、今更になってギーシュは気づいた。 ルイズに、「そいつ」がいたことを。 「そいつ」は――ホワイトスネイクは、今の音に驚き、振り向いたルイズに向かって、 しかしルイズには背を向け、ワルキューレを吹っ飛ばした方向を見据えながら言った。 「マスター……ココカラハ、私ノ領分ダナ」 To Be Continued...
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ゼロ 名前 : ゼロ 格闘スタイル : 主に打撃攻撃+カッター攻撃 誕生日 : 10月7日 身長 : 193cm 体重 : 88kg 血液型 : O型 出身地 : 不明 趣味 : 仕事 大切なもの : 変身能力 好きな食べ物 : 寿司・すきやき 嫌いなもの : 裏切り者 得意スポーツ : ゴルフ・野球 左のゼロはクローン -- 名無しさん 忠誠心はビリーとタメ張れる -- 名無しさん 趣味は子育て -- 名無しさん オリジナルの好物はグレープフルーツゼリー -- 名無しさん 技のネタは「北斗の拳」より -- 名無しさん クローンとオリジナルは声も戦闘スタイルも違う -- tonzura-a-homer ここのプロフィールはクローンのものです。 -- HIRO オリジナルはデモ画面になると肩が異様に伸びる -- 名無しさん チョビヒゲクローンの方が見た目・声共にやたら老けている。 -- 名無しさん ↑声優は、世良公則とツイストでドラムを担当していたふとがね金太氏です。 -- C62-シロクニ- また久しぶり! -- 名無しさん 初心者にとっては倒すのにかなり苦労する -- 名無しさん チョビヒゲクローンにはまるで屁のような技がある。なんでこんなモーションの技なんだ・・・ -- 名無しさん クローンはクリザリッド達の面倒見の良い上司。オリジナルはK やクーラ、以下クローン達の育ての親らしい。正直良い人に思える。 -- 名無しさん 実際使って見ると、ゼロの方がイグニスより壊れた性能を持っていたりする。 -- 名無しさん 名前の通り、彼女もゼロ。 -- かめちゃん 2001の公式絵の肩はアリエナイ -- 名無しさん 2000の顔グラフィックのどアップもアリエナイ -- 名無しさん とどめだ、食らえ!白羅滅精!! -- しゃか オリジナルはストライカーを3つ所持している。うち1つがライオンって・・・。 -- 名無しさん 俺はオリジナルと戦ってやっつけた。強いが、イグニス程じゃない -- 名無しさん どうでもいいがジャンプ時に攻撃された時のポーズがルガールのと異様に似ている。声優もルガールと同じ人である。 -- メタロ・ペサンテ クローンゼロはあの隙の多い対空技を見て一発で攻略の仕方がわかった人が多数いたと思われる -- 名無しさん もがく者共よ、その程度か・・・、それもまた良し・・・。 -- メタロ・ペサンテ 出身地はきっと修羅の国 -- 名無しさん マントを使う攻撃系全ての攻撃の終わりにスキがある。 -- 名無しさん オールバック -- 名無しさん 「オレの名はゼロ。ブラック・ソード・ゼロだ!オレを超える者はオレしかいない!」 -- 名無しさん 俺は強いだからおっぱいをもませろ -- 名無しさん 超必から超必はダメだって・・特にボスは -- 名無しさん クリザリッドの上司 -- 名無しさん オリジナルは普通に生きてそう -- 名無しさん 「こういう時間は楽しいものだな…」 -- 名無しさん ゼロは無ではない。何者にも左右されない絶対の存在ということだ。 -- 名無しさん オリジナルのゼロはダンディさがアップ -- 寿司 すきやき じじい -- 名無しさん クローンの方のゼロはキモすぎ。XIのボスでエイリアン顔のマガキよりキモいと思う・・・・ -- 名無しさん クローンのゼロはリストラされた中年オヤジみたいな顔してる。 -- 名無しさん 裏切り者が嫌いなのにクリザリッドをあっさり裏切った。 -- 拉麺 技が北斗流拳のハン。 -- 名無しさん 対人戦で使えばリアルファイト突入は必至 -- . 彼の攻撃のゲージの溜まり方は異常。 -- 名無しさん 小説のクローン0はたしかハイデルンの上司(リング)だった・・気がする・・。で、デルンに殺されてた。 -- ㏍ どーでもいいがゲーニッツと身長体重同じ。(本当どーでもいい。すみません。) -- 名無しさん って言うかチョビヒゲ=ハン -- 神愚羅 オリジナルは開始前のデモでよくわからない言葉をしゃべる -- 名無しさん 殆ど羅将ハン、これで声が戸部公史だったらKOF2000のK9999的存在になっていたかもしれない・・・。 -- 名無しさん クローンゼロが日本食好きなのはネタだと思いたい・・・orz -- クールビズ初心者 不自然だが滑らかに動くマントが素敵。 -- 迷子 オリジナルの笑い方は神 -- 名無しさん ↑まさにその通り。 -- 名無しさん ST3人いる時点でヤバイ -- 名無しさん オリジナルは開始前セリフなんていってんだ?ブローケンジスカポービッ! -- ORIZERO 教科書に載ってるおじさんな感じが好き -- 名無しさん どっちもそれぞれの良さがあると思うので、98UMの後にあるだろう2002リメイクの際は是非両方とも出して欲しいね -- 名無しさん そうだなぁ。一作で終わらせるにはもったいないキャラよな。 -- 名無しさん クローンのほうは目暮警部っぽい声もしているが・・。クローンは対処しやすいのでいけたのですが、あのちょび髭が嫌でオリジナルを作ろうとなったのですが、まさかここまで強いとは・・。オリジナルのせいでラスボスに遭うのが大幅に遅れてしまいました。ストライカー三人は強い上、もともとクリザリッドを上回る力を持つ輩をコンセプトとしているオリジナル、イグニスへの登竜門でしょう。龍の後の白羅滅精はダメでしょう。強い・・。 -- なし オリジナルは良い人 -- 名無しさん 白羅滅精はあらゆる格ゲーの中でも最高の性能を持ってる・・・と思う。クローンの方の使う疾火煌陣も反則的な性能を持つ。オリジナルの方で無くなってしまったのが残念だ。 -- 名無しさん 龍と同時に白羅滅精してくるがたいしてダメージはない -- 名無しさん 左世界のナベアツ -- 3 ゴルフはイグニスへの接待のためにやっている -- 名無しさん オリジナルは中ボスの癖に前作ボスのクローンゼロより攻撃力が高い -- 名無しさん オリジナルとクローンはどこが共通点だ? -- 名無しさん クローンの担当声優であるふとがね金太氏は何気に好き -- ホーほーき オリジナルはもう一度出して欲しい。悪(?)だけど上品で、思いやりがあってカッコイイ。 -- ホーほーき クローンは大切なものに変身能力を挙げているが、本編ではそれを使用している描写がない(?もしかして体そのものまでリングに化けていた?) -- ホーほーき オリジナルの方が好きです。何かカッコイイので・・・。出来たら違うシリーズで出演して頂きたい。 -- 名無しさん ちなみにオリジナルの声優は、2002以外のルガールや、ハイデルンと同じ。 -- ホーほーき オリジナルが従えてるライオン、グルガンは嫌いなものにバキのローレンス・ブラッドを挙げてる。理由は勿論、イスタスが彼に関節技をかけるシーンがあるため。 -- ホーほーき ↑間違えました・・ローランド・イスタスです・・ローレンス・ブラッドは「餓狼」のクラウザーの部下でした・・ -- ホーほーき ↑×2またまた(スマン) 関節技かけられるのは彼じゃなくてライオン・・・ -- ホーほーき 01でオリジナルが出たのは正体を見せるためと、グラフィックを流用するためだろうな… -- 名無しさん オリジナルが従えてるグルガン(ライオン)が彼のストライカーで登場する、という要素の元は、恐らく初期のルガールの黒豹・ロデムの援護攻撃だと思われる -- ホーほーき 「白羅滅精」時のモーションがオリジナルとクローンとで違う -- ホーほーき イグニス同様、オリジナルゼロも「現在のゲージ所持数」を知ることができないキャラ -- ホーほーき 殆どの必殺技は攻撃力が高い上、無敵時間も備えてる。しかし、どれもハズす、ガードされるとスキだらけに・・・まさに「諸刃の剣」? -- ホーほーき オッサン!!肩!肩ヤバいって!!! -- 名無し ↑吹いた(笑) -- ホーほーき なんかオリジナルゼロが、「フェイト」シリーズのアーチャーに似てると思うのはボクだけだろうか? -- ホーほーき キャラクターを誹謗、中傷する奴らへ………だったら、KOFを辞めてください。機体に近付かないでください。キャラに憎しみを抱く程、嫌なんですよね?だったら、ゲームやらなきゃ全て解決☆さよなら。…ここで悪口書いてる人、頭、大丈夫ですか?? -- 凸(`皿´#) 下手したらゼロも「出場停止」令が出されていたかもしれない・・・理由は勿論、度の過ぎたパロ・・ -- ホーほーき (オリジナルゼロと彼が従えていたストライカーは)結局はイグニスによって完全に捨て駒扱いされた可哀想な人。 -- ホーほーき ワカメ! -- 名無しさん 2001のゼロが最高に怒ったら、あの肩からロッキーのテーマが流れる -- ユニクロ 2002UMに出場するらしい。クローンは「C-ZERO」と表記されるとか。 -- ホーほーき パチスロ版KOF2での肩もすごいよ。上半身が異常(笑 -- いくらなんでもあれはない 2002UMでは、クローンはステージ6の大将を超必で、オリジナルはステージ6の大将をMAX超必で倒すと、次のステージにラスボスとして出現 -- ホーほーき ↑×5 斬風燕破の前方横方向にスカートカッターを伸ばすやつの時の台詞の空耳か -- ホーほーき オリジナルゼロの声の雰囲気が2001と2002UMとで違ってる。ちなみに声優は変わっていないし、同じ声優のハイデルンやルガール(何故か元祖2002の若本氏から元の新居氏に戻ってます)は声の雰囲気が前の作品と変わってない。やはり、2001で声の雰囲気がハイデルンと被ってる感じがあったから、当の声優の新居氏が演じ分けようと思ったのだろうか。 -- ホーほーき オリジナル、クローン共に、2002UMのヒロアキ氏による公式絵がカッコイイ -- ホーほーき それにしても2002UMではボス全員がプレイヤー用に調整されてないのが残念だ -- ホーほーき 改めて見ると結構カッコイイキャラ。正直大好き(クローン、オリジナル共に)。また出して欲しい -- ホーほーき 2002UMでのオリジナルの声が… -- X
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基本情報 配信名 ゼロの~ ジャンル ゲームいろいろ 性別 ♂ 年齢 24歳 マイク 有 配信時間帯 連日夜8時くらいから 配信者ページ http //livetube.cc/%E3%82%BC%E3%83%AD ゼロの避難所 http //jbbs.livedoor.jp/music/20767/ ゼロのブログ http //livetubezero.blog45.fc2.com/ ▼実況作品名 実況パワフルプロ野球(テスト配信) ペルソナ4 実況パワフルプロ野球15 デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王 plus 天空のレストラン 桃太郎電鉄15 真女神転生3ノクターン マニアクスクロニクル ハードモード ファイナルファンタジータクティクス 実況パワフルプロ野球15 栄冠ナイン +栄冠ナイン成績 2030年 4月9日 評判 名門 現在までの成績 地区大会 出場 17回 春の甲子園 出場 11回 優勝 7回 夏の甲子園 出場 17回 優勝 9回 夏春夏春夏春夏春優勝 8連覇中 特徴 友人が見たいと言ったため始めたP4だが日本シリーズ中友人はそっちを見ていた 名前の由来は飼っている犬の名前。決してあれから取られたのではない 川原いくの大ファン よい子なので22時に寝てました。が、最近悪い子、23時が多い 魚と揚げ物(特にから揚げ)とカップめんが好物。 ライドウにでてくるイッポンダタラの声に、笑い声が似ている イチモツレンが好き 好きな漫画はネウロ、トリコ、トラブル いつかライツベの左上に行くのが夢 高校生時代から好きなあの子に告白できないヘタレでもある 電話嫌い。でもメールがこないと寂しい・・・ 趣味は釣り。最近は誘いが来なくてライツベに夢中 とあるトラウマから女性恐怖症である 友人が大好き、友人のハチ&クロは配信に時々出演 テンションが高いと非常によく喋る コメがないと不安がるので何でもいいからコメをすると喜ぶ 24歳にしては達観した性格 精神年齢が高いのか、はたまた中二病なのか・・・ 悪魔や外道・悪人の声には定評がある。 気合でなんとかなると思ってる、実際どうにかなることが多い 血便が出た 行った神プレイ・m9プレイ P4、伊邪那美大神戦にて、世界の終焉→黄泉への誘いのコンボを喰らいゲームオーバー。1時間が無駄になる。のち激昂状態でクリアしましたとさ 実況パワフルプロ野球15の公式戦にて、何度も「転がせ」をやってアウトになっているのにもかかわらず続け、3年目の夏を棒に振るう。 パワプロ15栄光ナインを4年目で甲子園優勝する。升 配信が落ちていないのに番組表から消える。らいつべからはぶられるゼロm9。 ライドウで、魔人ホワイトライダーに対してごり押しで挑むが、案の定ぼこぼこにされる。のち4戦目で弱点を突いてなんとか勝つ。 アリス拷問配信にて、アリスができるまで拷問になると思っていたが、ゼロの思惑とは裏腹に、1回目の合体でアリス誕生!! しかし、その後のマーラ様合体にて拷問が始まる・・・。苦労の末なんとかマーラ様を作り出すが、20時に開始して出来上がったのは0時過ぎだった。 桃鉄でデビル系カードを連続で引き当て、12枚まで増やす。まさにデビルサマナー 真・女神転生Ⅲノクターンマニアクス クロニクルエディション ハードモード クリアタイム 約124時間 総パト数 31 アマラ深海END +最終メンバー 神霊 人修羅(マサカドゥス) LV98 力40魔40体40速さ35運12 雄叫び/気合/食いしばり/真空刃/貫通/地母の晩餐/至高の魔弾/タルカジャ 魔王 ベルゼブブ(蝿) LV96 力35魔29体28速さ29運22 マハジオダイン/ラクカジャ/食いしばり/常世の祈り/貫通/デスカウンター/三文の活泉/電撃高揚 破壊神 シヴァ LV97 力33魔26体37速さ26運15 勝利の雄叫び/八相発破/三分の活泉/食いしばり/貫通/気合/ランダマイザ/デスカウンター 大天使 メタトロン LV95 力32魔34体29速さ24運16 マハンマオン/メギドラオン/タルカジャ/マカカジャ/ランダマイザ/常世の祈り/デスカウンター/三分の活泉 FFT配信にて、汎用キャラ ハチ クロ アイマス狂を作る。貿易都市ドーターまでひたすら突貫!全員見習い戦士で戦った結果ぼっこぼっこm9 ハチ(LV5黒魔道士)がゼグラス砂漠で宝箱になり戦死 特技も継承できず仕方なくビッチ(LV1アイテム士)を作成m9 栄冠ナインで夏の甲子園敗退後、練習試合を組むが今秋の予定を見てしまいフリーズ 泣く泣くリセットで戦力がた落ち しかし何かに吹っ切れたかのように、絶対に勝つを連呼し5連勝 春の甲子園出場までやってしまった その後天才入部や得能が付き捲るというフリーズ効果が現れる その春甲子園を優勝するという快挙を成し遂げる。まさに升! 10名の新人にキャッチャー◎持ちが現れて、ますます強くなるゼロ まさにプロ升!! 金髪モヒカンがパワー255 打率495本塁打48打点111を達成 主のステータス 喋り B コメ返し S ゲームラック F RPGスキル C→B アクションスキル ? 漢字 Y→C 佐藤 GG フラグクラッシュ S 仕事は製造業 A 凝り性 A コメント 川原いくの大ファン -- 名無しさん 俺も俺も -- 名無しさん 豚のような悲鳴をあげろ -- 名無しさん お断りします -- 名無しさん パワプロかライドウ2かマニアクスクロニクルな -- 名無しさん ときメモガールズサイト -- 名無しさん ゼノギアスがいい -- 名無しさん ゼロ・・俺もフリーズしたよ同じタイミングだった。甲子園大会終了直後に予定みちまった。暗黒くるぜ!みんなもきをつけてね -- 名無しさん Ustreamで配信してくれないかなー 最近つべみれなくなっちまった -- 名無しさん ゼロさんは大分の誇りです!これからも配信頑張ってください! -- 大分県民 名前 コメント 今日: - 昨日: - 合計: -
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++第三話 ゼロのルイズ①++ 花京院典明が目覚めて、初めて目にしたものは昨晩ルイズが投げてよこした下着だった。 横に転がっているそれから視線を外し、起き上がる。 隣にあるベッドではルイズが寝気を立てている。子供らしい、あどけない寝顔だ。 「やっぱり夢じゃないのか」 心のどこかで期待していたことに裏切られる。やはり現実だった。 学生服の乱れを直し、花京院はルイズを起こしにかかった。 肩を叩いてみるが、起きない。 今度は枕を取ってみるが、起きない。 毛布をはいだところで、ようやくルイズが目覚めた。 「な、なに! なにごと!」 「朝だ。ルイズ」 「はえ? そ、そう……って誰よあんた!」 ルイズは寝ぼけた声で怒鳴った。顔がふにゃふにゃで、まだ眠そうだ。 「花京院典明。君の使い魔だ」 「使い魔? ああ、使い魔ね。昨日召喚したんだっけ」 ルイズは起き上がると、あくびをした。それから花京院に命じる。 「服」 椅子にかかった制服をルイズの側に置いた。 だるそうに寝巻きを脱ぎ始めるルイズに背中を向ける。 「下着」 「自分で取らないのかい?」 「なんで取る必要があるのよー」 寝起きのせいか間延びした声で反論する。 ここでもめるのも面倒なので、素直に従うことにした。 「そこのー、クローゼットのー、一番下の引き出しに入ってる」 下着を適当に取り出し、後ろに放り投げた。 ごそごそとルイズが着替える音がした後、 「服着せて」 「それも僕が?」 「あたりまえでしょ」 花京院はややうつむき加減で振り向く。 彼も一応思春期の少年である。多少なりともそういう情はある。 さすがに直視するのには抵抗があったのだが……ルイズの身体を見て、すぐに元の表情に戻った。 ルイズの身体はまだまだ未発達だった。いくら下着姿だといっても、女らしい膨らみが全然ないので、焦ることも意識することもない。 着替えを手伝っているうちに、少女の着替えを手伝っているのか、少年の着替えを手伝っているのかさえ曖昧になってきた。 最後にマントの紐を締め、着替えは終了した。 ルイズと部屋を出ると、丁度隣の部屋のドアも開いた。 似たような木のドアが開き、現れたのは燃えるような赤い髪の少女だった。 ルイズより背が高く、花京院より若干低めの身長で、むせるような色気を放っている。 ブラウスのボタンを上から二つ外し、胸元を覗かせている。褐色の肌はいかにも健康そうだった。 身長、肌の色、雰囲気、胸の大きさ……、全てがルイズと対照的だった。 彼女はルイズを見ると、にやっと笑った。 「おはよう。ルイズ」 ルイズは顔をしかめ、嫌そうに挨拶を返した。 「おはよう。キュルケ」 「あなたの使い魔って、それ?」 ルイズがうつむいて黙り込むと、キュルケはそれを肯定と受け取ったようだ。 「あっはっは! 『サモン・サーヴァント』で平民を呼び出すなんてあなたらしいわ。さすがはゼロのルイズ」 ……ゼロ? 花京院がルイズに目をやると、ルイズの白い頬は朱に染まっていた。 「うるさいわね」 「あたしも昨日召喚したのよ。誰かさんと違って一発で成功だったけど」 「あっそ」 「どうせ召喚するならこういうのがいいわよねぇ~。フレイムー」 キュルケがそう声で呼びかけると、キュルケの部屋からのそのそと赤い何かが這い出てきた。 それは巨大なトカゲだった。全身真っ赤で、尻尾の先には小さな炎が灯っている。 むんとした熱気に、花京院は顔の前で手を振った。 「それは……?」 「もしかして、あなた、火トカゲを見るのは初めて?」 「ああ、初めてだ。しかし、鎖につながなくて大丈夫なのかい?」 「平気よ。あたしから命令しない限り襲ったりしないわ」 キュルケは顎に手をそえ、色っぽく首を傾げる。 悔しそうにトカゲを見ていたルイズは聞いた。 「これってサラマンダー?」 ルイズの顔を見て、キュルケは勝ち誇ったような笑みを浮かべた。 「そうよー。火トカゲよー。しかも見てよこの尻尾。ここまで鮮やかで大きい炎の尻尾は、間違いなく火竜山脈のサラマンダー。 とても値段なんかつかないわよ」 「そりゃよかったわね」 「素敵でしょ。あたしの属性にぴったり」 誇らしげに胸を張るキュルケに対抗してルイズも胸を張るが、全く勝負にならない。 ルイズをからかうのに満足したようで、キュルケは花京院に目を向けた。 「あなた、お名前は?」 「花京院典明」 「カキョウイン? 変な名前ね。ふーん」 キュルケは品定めするように花京院を見つめる。 「まあいいわ。じゃあ、お先に失礼」 赤い髪をかきあげ、さっそうとキュルケは歩き去っていった。 キュルケがいなくなると、ルイズは小さな肩を震わせた。 短い付き合いでも花京院はルイズの状態がわかった。 怒っているのだ。 「くやしー! なによあの女! 自分が火竜山脈のサラマンダーを召喚したからって! ああもう! それなのに私はあんただし!」 「気にしなければいいじゃないか」 「そういう問題じゃないの! メイジの実力を見るには使い魔を見ろって言われてるぐらいなのよ! それなのに……ああもう!」 大げさにうなだれるルイズ。 それを呆れながら眺めて、ふと思い出した。 「ところで、『ゼロ』って君のあだなかい?」 ぴくん、とルイズの肩が上がった。 怒りと不安がないまぜになったような表情を浮かべている。 「な、なんであんたがそれを?」 「さっき彼女が言ってたじゃないか」 「ああ、そうだったわね。ゼロはただのあだなよ」 「でも、どうして?」 「あんたが知らなくてもいいことよ」 急に突き放すような口調でルイズは言った。 頭は悪くは無さそうだったので、身長とか胸のことだろうな、と見当をつけた。 怒らせる必要もないので、その話題はそこで終わらせることにする。 「それより、今からどこへ行くんだ?」 「朝食を食べに行くのよ」 マントをなびかせながらルイズは歩き始めた。 To be continued→
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よみがな:ぐらうんどぜろ 分類:ボツ設定 説明文 ロックマンゼロ4のエリアゼロのボツ名称。 意味は「ゼロ地点」「爆撃地点」「爆心地」。 2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件以降はテロによって倒壊した世界貿易センタービル跡地を指してグラウンドゼロと呼ばれることが少なくない。それに配慮してこの名称はボツになったのかもしれない。 ロックマンゼロ4公式サイトの設定資料集などでこの名残りが見られる。
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ゼロ SSR+/機械/男/戦士 また会おう・・・死ぬなよ・・・エックス。(ゼロ) 契約による強化(個人技によるバフ効果を含める) 契約レベル 先攻 防御 回避 王者 戦力アップ、付加効果 +1 0 0 0 1 戦力+5% +5 0 6 4 2 戦力+25% +7 0 7 8 4 戦力+40%連撃が可能になり連撃率が10%アップ 宝具による強化(宝具:ゼロバスター) 宝具鍛造レベル 先攻 防御 回避 王者 +1 0 1 0 0 +3 0 1 0 3 +4 0 1 1 6 宝具強化レベル 戦力アップ 付加効果 +1 +6% +5 +30% 王者+2 +7 +48% スキル「爆炎陣」発動後敵の防御を6下げる 所持スキル 爆炎陣(個人技) 効果 発動条件 3%の確率で、攻撃後自総戦力の30%を回復。回避不可命中後、敵の発動率が5%以下のスキルを1ターン封印。 ダブルバスター(合体技:エックスが同一陣容にいる) 効果 発動条件 6%の確率で、攻撃後自総戦力の28%を回復。 20ターン未満の時 6%の確率で、150%の純粋ダメージ。防御回避不可 19ターンを超える時 ノヴァストライク(合体技:エックスブレード、エックス、ブラックゼロ、Xアルティメット、ゼロZセイバーが全て同一陣容にいる) 効果 発動条件 8%の確率で敵の総戦力の25%ダメージ。防御回避不可命中後、敵の王者を20下げる。1回発動 エックスブレードのページはこちら エックスのページはこちら ブラックゼロのページはこちら Xアルティメットのページはこちら ゼロZセイバーのページはこちら
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ゼロ パラメータ 初期コマンド 覚える技 ゼロ 出現条件 クラスチェンジ派生 解説 コマンドサンプル(育成重視(コマンド潜在)) 台詞 ゼロ パラメータ 属性 水 HP 81-86 クラス ☆☆ 攻撃 44-47 種族 戦士 素早さ 34-36 EX(ボタン連打) 分身攻撃→分身攻撃・零式 入手方法 戦士タンタ+ウサミコ 戦士タンタ+ウサヌシ 戦士タンタ+魔法使いジヨン 戦士タンタ+ロレル 戦士タンタ+はぐれ勇者クルド 初期コマンド # ★ ★★ 1 ミス こうげき 2 こうげき こうげき 3 こうげき! こうげき 4 こうげき! こうげき! 5 ★→★★ シビレ斬り 6 シビレ斬り シビレ斬り 覚える技 単体選択攻撃 こうげき こうげき! 会心の一撃 シビレ斬り ランダム攻撃 全体攻撃 防御 回復 強化 召喚 召喚★ 異常 EX増減 コマンドパワー増減 ためる ★→★★ 技変化 無効 ミス ゼロ 出現条件 クラスチェンジ派生 ゼロ(Lv10)+備前長船→風魔の零 解説 水属性らしく、ステータスに尖った部分が無く、バランスのとれたモンスター。 コマンドは【ミス】が少ないので確実に攻撃が決まる。 しかし、【こうげき】が多いので、この箇所を潰せるかどうかでダメージが変わってくる。 【シビレ斬り】が多く欲しい所か。 EX技は無属性の全体物理攻撃。 戦士タンタ、アーサー、ラクシャーサ、ジークとは性能が横並びとなっている。ちなみに登場当初は、この中でゼロのみ、次の段階に進化した際にEX技が単体攻撃に変わった。後に戦士タンタも、勇者タンタを経ることで、EXを単体技にすることができるようになった。 2020年3月に【ためる】のモーションがいつの間にか変更されていたと言う情報が報告された。 「忍者の様なポーズをして浮遊しながら『よし!』と掛け声をあげる」と言うものになっていたとの事。 なお、従来のステータスアップ時モーションは「『いい月だ』と呟きながら剣を振り、左手を顔の前で振る」と言うものだった。 また、ステータスアップのモーションが「いい月だ」と言って剣を振り回す従来と同じものである事は2021年5月に確認報告されている。 【ためる】に関しては引き続き要検証。 コマンドサンプル(育成重視(コマンド潜在)) # ★ ★★ 1 ためる こうげき(ミス) 2 ★→★★ こうげき 3 ★→★★ 会心の一撃 4 ★→★★ シビレ斬り 5 ★→★★ シビレ斬り 6 ★→★★ シビレ斬り 初期コマンドを活かしつつ、キャパシティを使い切るとこうなる。 ゼロ系統は2リールのキャパシティがかなり少ないため、最終型を見越すのであれば、この段階で2リールに【ミス】を一つ入れておきたい。 台詞 登場 「俺はゼロ、闇の一族」 ステータス↑ 「いい月だ」 ためる 「よし!」 ミス 「ちっ!」 EX発動 「忍法…」 EX技 「分身の術!」 勝利 「いい月だ」 撃破 「無南三…」 排出 「俺は忍びの世界に生きる影」
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ゼロ 名前:Zero デビュー:『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1993年) 概要 ハロウィンタウンのリーダー、ジャック・スケリントンの飼っている忠実な亡霊犬。ふわふわと浮遊しており、鼻の先端は赤鼻のトナカイのように、光るかぼちゃのデザインとなっている。普段は犬小屋代わりの墓地に暮らしている。 映画では、毎年決まりきったクリスマスへの不満を口にしながらゼロと歩いていたジャックがクリスマスタウンに迷い込むところから物語は幕を開ける。 エピソード ナイトメアー・ビフォア・クリスマス 今年のハロウィン*も盛況のうちに終わると、ゼロは飼い主のジャック・スケリントンから呼び出される。ゼロが元気のないジャックと散歩をしていると、不思議な森に辿り着く。ジャックは木に描かれたクリスマスツリーの形をした不思議なドアからクリスマスタウンへ吸い込まれてしまう。その後、無事ハロウィンタウンに戻ってきた。ジャックは町民にクリスマス*をやると宣言し、ゼロの傍らで研究に没頭する。 クリスマス当日、ジャックはサンタクロース*の代わりに人間界でプレゼントを配ろうとするが、広場は霧が立ちこめていた。ゼロは自分の鼻が赤鼻のトナカイのように輝いていることに気付き、先導役を買って出る。ジャック扮するサンタが奇妙なプレゼントを配り始めると、警察や軍隊が出動する事態となり、ジャックは偽サンタとして撃墜されてしまう。意気消沈するジャックとゼロだが、今ならまだ元に戻せると思い、ハロウィンタウンの嫌われ者ウギー・ブギーに誘拐されたサンタを助けに向かう。 フィナーレでは、ジャックが自分を想い案じてくれたサリーの気持ちに気づき、スパイラルヒルの上で愛を語る。ゼロは二人の様子を見守ると、町のほうへ飛び立っていく。 KH キングダム ハーツ ハロウィンタウンに登場。カボチャの大王ことジャック・スケリントンは、町に出没したハートレスを操りハロウィン*の催しに活用しようと実験を重ねていた。フィンケルスタイン博士や町を訪れたソラ、ドナルドダック、グーフィーとともにハートレスに反応する人工の心を製作するが、ウギー・ブギーの子分ロック、ショック、バレルに奪われてしまう。優れた嗅覚を持つゼロはジャックに呼ばれて子分たちの足跡を追うことに貢献した。 登場作品 1990年代 1993年 ナイトメアー・ビフォア・クリスマス 2000年代 2001年 ホーンテッドマンション・ホリデー ※ディズニーランド 2002年 キングダム ハーツ 2004年 ホーンテッドマンション “ホリデーナイトメアー” ※東京ディズニーランド ナイトメアー・ビフォア・クリスマス ブギーの逆襲* 2005年 ナイトメアー・ビフォア・クリスマス パンプキン・キング* キングダム ハーツII 2009年 キングダム ハーツ 358/2 Days 2010年代 2013年 キングダム ハーツ キー(カードのみ) ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ LINE ディズニー ツムツム(ツム) 2015年 キングダム ハーツ ユニオン クロス(メダルのみ) 2016年 Disney クロッシーロード ディズニー マジックキングダムズ ※ver1.5.1:2016年10月追加 2020年代 2020年 ディズニー ソーサラー・アリーナ
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「……ってわけだ」 一通り話したが、もちろん手紙と元使い魔、虚無の事は伏せてある。 「小さい小さいと思っていたけど…ルイズも大きくなったのね」 感慨深げに言うのは黙って聞いていたカトレアだ。 もちろん、当人からしたら、まだ十分小さい域に入っているのだが、知らない間に紆余曲折を経て成長している事は嬉しいようだ。 しかしまぁ、それを見ているプロシュートはこの目の前の人物がその口から聞くまでルイズの姉などとは思ってはいなかった。 ハッキリ言えばマジに貴族か?と思ったぐらいだ。偏見っちゃあ偏見なのだが、今まで出会った貴族があんなのばかりだから仕方ない。 穏やかそうな顔立ち、雰囲気、これでもかと言わんばかりに振りまく優しさオーラ。後、結構ある胸。 似てるのは髪の色と目の色ぐらいであろう。メローネが居たらベイビィ・フェイスで遺伝子情報を解析させてるとこだ。 「これから、どうなさるおつもりですか?」 そんな事考えていると、どこぞの聖人かと思いたくなるぐらいの微笑を向けられそう聞かれた。 元ギャング的にこんなナマモノ見た事無いから仕方ない。 普通の状況なら一発説教かましに行くついでに学院にINしてもよかったが、この場合少し違った。 アルビオンへの侵攻計画があるかもしれないと聞いた。つまり戦争だ。 あのルイズの事。まず自身も参戦すると言い張る事は確実だ。 グレイトフル・デッドの能力を知っている以上、自分も付き合わされる事も確実だろう。 使い魔ではなくなったからには、付き合う義理も無くなったのだが、下手に能力が上の方にでも知れたら洒落にもならない。 半径200メートルの無差別老化能力。間違いなく単独最前線行きだ。 いくら射程が長いといっても、軍を相手にできると思っている程能力を過信していない。 魔法の射程よりは遥かに長いが、罠や砲などがあってはどうしようもないし、スデにガンダールヴではない。支えれたとしても局所的なものだろう。 仮にグレイトフル・デッドがトリステインの勝因に繋がったとしても、その後に待っているものが問題だ。 あの姫様はそう思っていなくても、周りの貴族どもはナニをするか分かったもんではない。 魔法という自らの特権を上回る力を持つ平民の存在。普通に考えれば暗殺対象になる事間違いなしだ。 ここに来た直後なら、まだそれでも国一つ相手にする気にはなれただろうが、現在においてはその認識を改めさせられている。 その原因に直結しているのが、ワルドだ。 対生物なら、例外なく発動する老化能力。それが全く…直触りすら通用しなかった遍在。 ムカつく相手だが、ある意味感謝すらしている部分もある。 死にかけはしたものの、そういうモノがある事を早いうちに知れたからだ。 相性が悪い。それも最悪にだ。スタンド能力ならワルドにだけ注意すればいいが、魔法ならそうはいかない。 同じ魔法を使えるヤツは必ず居る。不特定多数のそういうヤツに狙われたのでは確実にこちらが不利だ。 ギアッチョを相手にするよなものである。 使われるだけ使われて、必要が無くなれば冷遇され始末されるというのは、パッショーネに属していた時の二の舞だ。それだけは避けねばならない。 何より死んでいった仲間にどの面下げて会えたもんか分かったもんではない。 暗殺チーム全体の誇りに関わる事なのだ。 そういう事から、即返答するという事には至っていない。逃げるという選択肢は浮かんでいないあたりはさすがというべきか。 「まあ、まあ、まあ、まあまあ」 そう言ってカトレアが近付いてくる。何だと思いつつ何時もの顔でそれを見ていると、じっと見つめられた。 元ギャングの仏頂面と、見る人が見たら女神かと言いたくなるような微笑。極めて対照的だが、変わらない表情でブッ飛ぶような事を言われた。 「あなた、ルイズの恋人ね?」 オーケーちょっと待て。スタンド攻撃か。トーキング・ヘッドか。と何故か遭遇した事の無いスタンドとその能力が頭に浮かんだ程だ。 「ケンカでもしたのね。だからルイズのとこに行きたくないんでしょ」 楽しそうにそう言っているが、言われた方はたまったもんではない。 「…どこでそう思ったのか知らねーが、違う」 今なら、アンリエッタがルイズの部屋を訪れた時、同じような事を言われて人を『生物』呼ばわりしてくれた気持ちが分かる。 「腐れ縁みてーなもんで、面倒見てただけだ」 プロシュートにとってルイズの扱いは、多少なりとも成長を見せたとは言え未だペッシと同程度なのである。 まぁそのペッシと同程度という事が結構スゴイ事なのだが。 「あらあら、ごめんなさいね。わたし、すぐ間違えるのよ。気にしないで」 そう言いながら笑っているが、マジにそう思ったかは不明である。 なんせ常に同じような微笑を振りまいているのだ。リゾットの無表情とは対照的だが、その心中を正確に読むのがディ・モールト難しい。 ハッキリ言えば苦手なタイプに属するのだが、嫌な感じはしない。ごく僅かな例外を除いて人間こういうタイプを嫌うヤツは少ない。それは元ギャングとて同じ事だ。 まぁだからと言ってアテがあるわけではないのだが。 最悪、『魅惑の妖精亭』という選択肢もあったが、それはマジに最後の手だ。 あれもあれなりに結構目立つ。現在チップレース、歴代最高記録保持者に君臨しているのだ。 何よりあの一件があってからスカロンの側にはあまり居たいものではない。悪いタイプではないとは思うが、生理的にダメだ。ちょっとしたトラウマも受けているし。 思案を巡らせ、オスマンあたりに言えば何とかなるかもしれんという結論に達しかけたが、次のカトレアの言葉にそれを捨てる事になった。 「そうだわ…行く場所が無いなら、いい事があるの。あなたさえよければだけど」 さて、こちら魔法学院だ。 あれから数日経った今、ザ・ニュー使い魔こと才人は、絶好調ッ!誰もぼくを止めることはできないッ!!という具合に結構巧くやっていた。 トライアングルクラスを倒したからには、先代ほどではないにしろ、それなりに一目置かれるようになっている。 もっとも、当の本人にとっては、その先代の事が気になっていたりするのだが。 「なあ、デルフ。お前が言ってた兄貴ってどんなやつだったんだ?」 「んー、そうだな。一言で言うなら…かっこいいな」 二重ショック!剣にまでそう言われるという事は、本気でそうなんだろうと思ったが、もう一つのショックの理由はルイズにある。 あの後、ルイズにもどういうやつなのか聞いたのだが 「かか、関係無いじゃない!今の使い魔は、あ、あんたなんだから!」 という具合に、少しばかり顔を赤くさせて返答させられたのだ。 つまるところ、二重ショックの原因は『剣であるデルフが言うんだから間違いなくかっこいい』『かっこいいからルイズがそいつの事が好きだった』 と、まぁそう判断した。前者は間違ってはいないが、後者は少しばかり違う。 プロシュートの溢れんばかりの兄貴オーラのおかげでルイズ自身、好きというよりマジに『怒ると怖いが少し年が上の頼れるお兄さン』的存在に落ち着いていた。 要はすぐ上の姉、カトレアに対してのものと同じような感情である。まぁそれで他人にもって行かれたくないというとこがあった。 だからと言って、本人の前ではそうならなかったり、人から聞かれても、性格的に認めたくないのでその辺り勘違いされる要因だ。 当然、そんな事知ったこっちゃあない二代目からすれば凹ませる原因になっていたりする。 特に何があったっつーわけでもないが、あの決闘の時に自分をかばうようにして見せた姿を見た時ゲージが振り切れたっぽい。 このルイズ、比率で言うなれば4 6の割合でデレが優勢だ。言うなれば惚れ才人か。惚れ薬要らずである。 もっとも、当人の性格からして結構流されやすかったりするから、例によってキュルケに誘惑された時なぞかなりグラついてた。 さっそく手ぇ出す辺りさすがというべきか、過去は振り返らないタイプというかアレなのだが。 なんせ、『おっぱい星人』に属する彼からして、あのボリュームは凄まじいものがあったからだッ! 容姿のタイプ的にはルイズ、属性的にはキュルケ。 もち、ルイズがキュルケの部屋に飛び込むという形でケリがついたのだが、当然、説教タイムである。 鞭片手にプロシュート仕込の説教が開始されたが、本職には遠く及ばないのでいかんせん迫力が足りない。 「いい!?わたしが怒ってるのはね!あ、あんたがツェルプストーの女に尻尾なんて振ったからよ!サイト! そりゃあ、たたた、確かに、キュルケは…あ、あるわよ、むむ、胸とか!わたしだってスゴイと思う!」 こんな具合に、キュルケのアレと自分のアレを比較し怒ってんだか、絶望してるんだか分からないような声なので、どっちかというと可愛いというべきか。 そんな感じなので、当人全く応えていない。むしろ生暖かい目でそれを見ていた。 「平和だねー。兄貴が居た時じゃ考えられないね」 と、暇そうにしているデルフが言ったとおり、先代が居た頃に比べてかなり緩い雰囲気だが、両名とも何だかんだでそれなりに上手くやっているようである。 ちなみに、ゼロ戦だが現在コルベールが管理しているが、外装は修復されているため、機銃弾は装填されていないもののほぼ新品同然である。 それを見た才人が、この前イタリアで見付かったゼロ戦が何故にここにあるのかと聞いたのだが、こっちにあったものだと説明され驚いた。 そして、その持ち主の子孫がここに居ると聞いてさらにブッ飛んだ。 ご存知シエスタだが、曽祖父と同じ国から来たという事で、結構話をしたりするようになった。 才人としても同じタイプのスタンド…もとい血統という事で、良好な感じで互いに接している。 「やっぱり、ひいおじいちゃんは『日本』ってとこから来たんですね…」 ある時そう言ったのだが、心なしか声の調子が重い。さすがにそれに気付いたのか、どうしたのかと聞いたが、やっぱりちょっと暗い。 首から下げていた飾りを手に持つと、静かに話し始めた。 「これ、プロシュートさんっていう人に頂いたんです」 見せて貰うと裏面に、文字が刻まれていた。読めないが文体そのものは見覚えがある。 「ゼロ戦がサイトさんの世界に戻ったって事は、プロシュートさんは戻れたんですね」 まぁ戻れたどころか、目の前の少年とスデに遭遇しているのだが、そんな事はシエスタは知らないし、才人もあの『マシーン』がそれだとは知らない。 「…あのさ、どういうヤツだったのか聞かせてくれないか?」 度々出てくる前任者のが出てきたのでめちゃ興味はある。ルイズに聞いてもアレだったし、小太りに聞いたらビビって話したがらないし何も聞けていないからだ。 「…自分の向かう道を貫ける人…ってところですかね。凄い人でしたよ、なんていうか周りの人が引っ張られるぐらいに」 どこか遠くを見て言うシエスタに、さすがにどこかヌケていると評判の才人も気付いた。 「何回も助けて貰ってたのに、わたしったら何も恩返しできなくて…」 「でも、もう帰ったんだろ?それじゃあ…」 その続きを言う前に、シエスタが言う。 「わたしが、戻ってきてくれると思って待ってるだけですから」 それだけ言うと、元の明るい顔になり、その場を離れ残ったのは才人一人になった。 心中かなり複雑である。シエスタの話を聞く限り、ただかっこいいヤツというわけではない。 ただ、ぶっちゃけ贔屓目に見ても可愛い範疇に入る少女二人に好意を向けられても(一人はまぁちょっと違うが)平然と戻れるというとこが癪に障った。 「……ムカつくな」 非常に正直な感想で、万が一会ったら一発ブン殴ってやろうかと思ったぐらいにだ。 まぁ、自分も帰る時が来るかもしれない、というのは完全スルーしているあたりは、らしいといえばらしい。 再び場所が移り、こちら実家だ。 デカイ屋敷という事だけあって、多数の使用人が働いているのだが、黒スーツに眼鏡をかけた元暗殺者がそこに混じっていた。 スーツ姿がこれ以上なく似合うだけあって非常に馴染んでいる。ちなみに眼鏡は伊達だ。 主な仕事はカトレアが飼う動物、特に熊、蛇、虎などの一般的に言う猛獣系の世話だ。 長年勤めてきた使用人ですら、ちと危ない範囲に入るのだが、平然とそれをやるので一発採用相成った。 何故にそれができるかというと、誰も見てない所でグレイトフル・デッドを叩き込んだからだ。 負けた方が舎弟になるギャング世界の掟。動物の世界でもまぁ似たようなモンである。 ペッシは進んでああなった方だが、年が近いギアッチョとやりあって負けているため、そっちにも頭が上がらない。 能力的に言えばビーチ・ボーイならホワイト・アルバムの装甲を突破できるのだが、性格的な差が出た結果といえよう。 カトレアの誘いを受けた理由としては、ここが公爵家というのが最大の理由だろう。 王室に近い立場だけあって、情報がかなり流れてくる。 アルビオンに侵攻が本当に行われるかどうかにしても、情報はどうしても欲しい。 もちろん、使用人に流れてくる話など大したものがあるとは思えないが、そこはカトレアから聞き出せるので問題ない。 というか、動物の世話なぞほとんどついでである。 初っ端からギャング的行動をモロに叩き込んだので、世話なぞすぐ終わり時間を持て余している。 字が読めないという事で、空いた時間カトレア直々に他に内密に勉強会が始まるのだが 動物に囲まれた中、かなりファンシーな雰囲気でやっているので、結構居心地は悪い。 教えている方は、結構楽しそうなので問題無いだろうが、教えられている方は 猫とか子犬とかが脚の上にのったりするので、ちとアレだが受けている立場なのであまり何も言えない。 「…オレも結構ヤキが回ったな」 メローネあたりが見たら何を言われるか分かったもんではない。 そう呟くと、膝の上の猫を少し触って本に目を向けた。 プロシュート兄貴―ザ・ニュー職場! 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